髙橋会長を再任「神奈川ビジョン」策定へ
公益社団法人神奈川県LPガス協会は5月28日(木)、横浜市中小企業会館本館で第15回定時総会を開催しました。総会では令和7年度事業報告および令和8年度事業計画、会費規程の変更、支部運営規程の改定などの議案を審議し、いずれも原案通り承認されました。また、任期満了に伴う役員改選が行われ、髙橋宏昌会長が再任されました。
不公正取引をなくすためにビジョン策定
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| 髙橋会長 |
髙橋宏昌会長は冒頭あいさつで、LPガスが災害時にも活用できる分散型エネルギーであることを強調し、中核充填所の整備や避難所へのGHP導入など、防災・減災対策を進める考えを示しました。
今回の総会では、任期満了に伴う役員改選が行われ、新たな理事が選任されました。そして総会後の臨時理事会で髙橋宏昌会長を再任し、副会長4人を選定しました。
会長再任後のあいさつで髙橋会長は、取引適正化を目的とした商慣行是正の取り組みが進む一方、依然として不公正な取引が見受けられると指摘。「こうした業者や行為を抑止するためにも、その指針となる神奈川ビジョンの策定を進めたい」と述べました。法令遵守、取引の適正化、料金の透明性確保を徹底し、業界への信頼向上につなげる考えを示しました。
災害時支援や地域防災活動の取り組みに敬意
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| 三浦局長 |
来賓として出席した神奈川県くらし安全防災局の三浦昌弘局長はあいさつで、神奈川県LPガス協会の会員が長年にわたり、LPガスの安定供給と保安確保に尽力するとともに、災害時支援や地域防災活動に取り組んでいることに敬意を表しました。
首都直下地震など大規模災害への備えでは、ライフラインの継続が重要だと指摘。「LPガスは、電気や都市ガスが使えない状況でも活用できる、エネルギー供給の最後の砦として大変重要な使命を担っています」と述べ、会員が日頃から供給・保安体制を整備していることへの謝意もいただきました。
また、県が実施するLPガス料金の負担軽減策について、販売事業者の割引事務への協力に感謝を述べました。あわせて2027年3月に横浜市旧上瀬谷通信施設地区で開催される「GREEN×EXPO 2027」への協力も呼びかけました。
保安・災害対策推進と取引適正化も重点に
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| 深沢氏 |
議事に先立ち、髙橋会長が定款第21条により議場に議長の選出を諮り、相模原支部の深沢邦康氏((株)深沢商会)を推薦。深沢氏は拍手多数による議場の賛同を得て、議長に就きました。
議会では令和7年度事業報告と令和8年度事業計画が承認されました。
令和7年度は、保安・災害対策・消費者保護を柱に事業を展開。LPガス119事業による事故・二次災害防止、法令・基準改正の周知に取り組んだほか、能登半島地震の教訓を踏まえた情報共有や防災訓練を実施しました。避難所となる公立小中学校体育館への停電対応型GHPエアコン導入に向け、神奈川県や県内市町村への働きかけも継続しました。
また、講習ではオンラインと集合型を併用して受講機会を確保し、お客様相談所の運営、点検商法への注意喚起、取引適正化に関する説明会なども実施しました。青年部会による福祉施設等への支援活動にも取り組みました。
令和8年度は、人口減少による販売量の減少、人材確保、物価高騰、液石法制度改正の完全施行を踏まえた取引適正化への対応を重点課題とします。会員減少や講習のオンライン化に伴う収入減少にも対応するため、会費規程の見直しや支出抑制を進め、安定した協会運営基盤の確保を目指します
会費算定方法見直しや支部再編も
今回の総会では、公益法人制度の趣旨に沿った組織運営を進めるため、会員単位を「個人・法人・団体」に整理するとともに、会費算定方法を見直す会費規程改定を承認しました。また、川崎南支部と川崎北支部を統合する支部運営規程の改定も承認し、組織運営の適正化と効率化を進めることとなりました。
令和8年度事業計画では、「保安及び災害並びに消費者保護に関する事業」を公益目的事業の柱に据え、LPガス安心サポート推進運動やLPガス119事業、高圧ガスバラ積容器運送車両自主点検事業などを通じて保安確保に努めます。また、災害時の緊急措置活動体制の見直しや防災キャンペーンへの参加、避難所や公共施設へのLPガス設備導入提案などを進めるほか、ホームページや各種広報媒体を活用した消費者啓発活動にも力を入れ、お客様から信頼され選ばれるエネルギーの実現を目指します。
川崎南支部と川崎北支部が合併 川崎支部を新設
川崎南支部(岩瀬友伸支部長)と川崎北支部(中嶋千治支部長)からの合併の申し出により、総会において両支部の合併が可決されました。
なお、合併日は令和8年4月1日付で、新たに「川崎支部」が発足しました。支部地域は川崎区、幸区、中原区、高津区、宮前区、麻生区、多摩区となります。
不公正な取引を抑止へ「神奈川ビジョン」策定を推進
このたび会長に再任されました。新たな理事、副会長を迎えた体制のもと、引き続き協会運営に取り組んでまいります。
液石法改正省令の完全施行を受け、取引適正化に向けた自主行動宣言の公表を、改めて会員の皆様にお願いしています。宣言を通じて、適正な料金による事業運営と、お客様に信頼される業界づくりを進めることが重要です。
一方で、依然として過度な値引きや、不透明な料金設定による取引が見受けられます。こうした不公正な取引や行為を抑止するため、協会として「神奈川ビジョン」の策定を進めます。実態を把握したうえで、会員の皆様とともに、地域の市場と事業基盤を守るための指針を示してまいります。
原料価格の上昇などにより厳しい事業環境が続いていますが、お客様に十分な説明を尽くし、ご理解を得ながら適正な事業運営を進めていただきたいと思います。
私たちは、地域に根差し、困っているお客様に手を差し伸べる「街々の行燈となれや小商人」であります。地域に愛され、信頼されるLPガス事業者として、地道な活動を積み重ねていきましょう。
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令和8年度事業計画
■公益目的事業
1.保安及び災害対策並びに消費者保護に関する事業
(1)保安対策事業
(2)災害対策事業
(3)消費者広報等事業
■共益目的事業
1.会員等に対する共益活動事業
(1)販売活動及び会報等情報提供事業
(2)競合エネルギー対策事業
■収益目的事業
1.不動産貸付事業
2.図書販売事業
3.帳票類販売事業
4.保険事務受託事業
(1)一般財団法人全国LPガス保安共済事業団関係事業
(2)一般社団法人全国LPガス協会保険事業
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